Human(サガンチアキ)
- STORY ARTFES
- 2021年10月19日
- 読了時間: 2分

作品タイトル:Human
制作年:2006年頃
ジャンル:貼り絵
制作技法:ファッション雑誌のモデルの写真の服や髪の毛の部分を切り取って貼り付けました。
解説:高校生の時に美術部で作ったもの。
「人間は花のように美しい」
17歳の頃の私は、そうでも思わないと生きていけなかった。
制作したときタイトルは無かったが
今改めてこの作品に「human」と名を付けたい。
15年経ち、すっかり色褪せてしまったが
今でも「これは私の作品だ」と思える。
またこんな風に自由に表現できるようになれるだろうか...。
アーティスト略歴
名前:サガンチアキ
略歴:目千瑛。元撮影ヘアメイク。代表作「にしきたショパン」2021年度フランス・ニース国際映画祭ヘアメイク部門ノミネート。
現在はボディセラピストを本業としヘアメイクは創作活動の一環としている。
コロナ渦をきっかけに似顔絵を中心としたイラストサービスや映像編集・作詞などの創作活動なども始める。
創作理念「見えない心に手を伸ばす」
インタビュー
Q. 制作にあたってこだわりなどあれば教えて下さい。
ファッション雑誌の写真を切り貼りしてるうちに、
人間の髪の毛と服で花を表現できれば面白いなと思い立ち制作しました。
この花(下部は花瓶を想定)は人間を表現しています。
インタビュー後記
制作当時(2006年ごろ)は、花(綺麗に咲き誇っている物)=人間 という意味で捉えており、思春期だった作者の希望の言葉だった。
時が経ち、日焼けをして色褪せた状態の今の作品をみて、やっと自分の作品になったと感じたという。
作品解説では「今でも」と書いたが
「今こそ」、という気分。
なぜなら現在の作者は、花=人間という思いはあるが、
「枯れていくのも含めて人生」
という感覚になっているから。
美術部というと鉛筆や絵の具で「描く」ことをイメージしていたが、貼り絵の作品は珍しと思ったのが第一印象。自由にも見えるし、まとまっているようにも見える。 解説に「こんな風に自由に表現できるようになれるだろうか...」と書かれているが、これから作者が自由に表現した作品があるなら、それと見比べてみたい。
左の方が青い色が集まってて右側は赤い色が集まっている。そこに何か意図はあったのだろうか?