海色の物語(折川朋子)
- STORY ARTFES
- 2021年10月21日
- 読了時間: 1分

作品タイトル:海色の物語
制作年:2021
制作技法:文章作品(歌詞)
解説:片方だけになって もう何度目の季節
真珠のイヤリング、久しぶりに手のひらに乗せてみた
夏の終わりの砂浜、わざと落とした もう片方
波がさらったはずのピリオド 今は
深い海の底 誰に気づかれることもない
人はそうして 進んでくから
もし見つけても そっと眠らせて
離れてみれば 忘れられるでしょ
わたしを待たないで 思い出さないで
何億年も 海の底で
アーティスト略歴
名前:折川朋子
略歴:おパリ在住
インタビュー
Q. 作品の世界観についてもう少し詳しく教えていただけますか?
夏の終わり、互いの道のために別れた男女。
二人で作れたはずの未来もあった。
イヤリングは、波がさらってくれるようにわざと置いてきた...
そうしないと前に進めなかった。
残った方イヤリングを見て、あれでよかったんだよねと思い返す。
ーでも本当は、見つけてほしい。
インタビュー後の感想
なんとなく、ユーミン的な感じかなぁ。
伝えたい気持ちと行動が素直に一致しないこと。思い通りにいかないことは誰も少なからず経験する。 状況はちがっても、同じような感情を経験してきている人に、「一人じゃ無いよ」と伝えているようにも感じた。
右上の歌詞の「過去をエメラルドに染めて」だけすごく抽象的に感じた。どういう感情で書いた言葉なんだろう。この部分は、前向きな気持ちなのかな。